COLUMN

51      628 最初にイラク派兵違憲裁判を起こした人  MY
イラクへの自衛隊派遣差し止め訴訟は全国で11の裁判所で起こされました。
 そこで問題。最初にこの裁判を起こした人は何党に所属していたでしょうか?
     @自民党 A公明党 B民主党 
     C共産党 D社民党 E自衛隊幹部
答は@とEでした。お名前は箕輪登(故人)さん。
北海道出身、衆議院議員8期連続当選、防衛政務次官・郵政大臣を歴任したれっきとした自民党員です。
 その心は?
 “そもそも自衛隊は、日本国と国民を侵略から守るためのもの。専守防衛でなくてはいけない。隊員に向かって、「命をかけて国を守るため戦ってくれ」と激励してきた。ところが、アフガニスタン、イラクの戦場への派遣は外国の戦争への参戦に他ならない。許せん!!”
 小泉首相はじめ関係閣僚や自民党議員に再三手紙を送ったがナシノツブテ。やむなく最後の手段として、裁判所に判断してもらう道を選び札幌地裁に提訴した。
      詳しくは《かもがわ出版》
       『我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る』
MY
更新日時:2010/3
52      627 ソマリア沖海賊対策は非軍事の技術協力で
ソマリアは1991年以来の内戦で国土と経済が破壊され、沿岸を守る警備機関もないため、海賊が横行するようになりました。
日本政府・与党は現行の自衛隊法の下で、「海上警備行動」を発令し、アフリカ東部のソマリア沖に海上自衛隊の護衛艦を派遣しようとしています。「海上警備行動」を理由にアフリカまで自衛隊が出て行けるなら、地球のどこでも自衛隊を派兵できることになります。  
 武器使用の基準も 大幅に拡大されそうです。
 海賊行為は犯罪ですから、警察活動で対処するのが基本です。対岸のイエメンには警備艇を数十隻持つ沿岸警備隊があり、日本にも技術協力を要請してきました。
 日本には、マラッカ海峡での海賊対策の優れた体験があります。
各国からの軍隊派遣ではなく、協力体制を作り、資金や技術面での国際協力こそ早急に必要です。
何より、ソマリアの平和と安定のために支援することです。
YS
 
更新日時:2010/3
53      626 ソマリア沖へ、陸・海・空そろい踏み
自衛隊法の海上警備行動として《さざなみ》《さみだれ》(乗員計400人)テロ特措法の補給活動《あけぼの》《ときわ》(330人)展開。これに加えてP3C哨戒機二機(ジブチに基地借用:交換公文:自衛隊員に対する刑事裁判権、免税、基地設置、防護のための武器使用)と護衛のための中央即応連隊(陸自)(合わせて150人)を5月中に派遣予定。
更新日時:2010/3
54      623 続けていたイラクでの空輸
イラク空輸実績、全面開示
 
防衛省が10月6日までに、いままで一部を除き拒み
活動の実績を情報公開法に基づき請求者に全面開示していたことがわかりました。
これは政権交代による政府の方針変更によるものです。発着場所や空輸内容が明
らかになり、人の輸送では米軍を中心に兵士が7割を占め、小銃や拳銃の携行も
あるなど、重要な事実が明らかになりました。
国民の知る権利は憲法21条により保障され、民主主義の実現にとって重要な役
割を果します。
国民主権の立場から、国民が知るべき情報があらゆる分野で開示されることを期
待したいものです。
    「戦争をしない国 日本」9の日通信
 
 
更新日時:2010/3
55      621 自衛隊員の戦死 !?   MY   
イラク特措法、テロ特措法で派兵中に自殺した自衛隊員 (2,007/11/13現在 政府の答弁書:平和委員会パンフレットより)
  海上自衛隊  8人 (派兵総数)11,230人
  陸上自衛隊  7人         5,600
  航空自衛隊  1人         2,870
    計     16人         19,700
 
 「憲法9条のおかげで自衛隊員の戦死者はゼロ」と言ってきたが、派兵先での自殺は「戦死」ではないのか? 少なくとも「戦病死」だろう?
 民間の労働者が海外派遣のストレスで自殺すれば、間違いなく業務上死亡=労災扱いだ。
 ストレスの原因。そこが戦場だからだ。陸上自衛隊の場合、20~30メートル先に《敵》が潜んでいる恐怖。手製地雷や迫撃砲の恐怖。空自の場合は、バグダッド空港に着陸するときの緊張。海自の場合は不時の攻撃に対する緊張に加えて、新鋭化に対応する特訓の疲労(イージス艦「あたご」でも衝突事故直後、自殺未遂があった)。イジメやパワーハラスメントも常態化している。いずれも専守防衛からさえ遠く外れた自衛隊の本質に根ざすものだ。  MY 
更新日時:2010/3
前のページ 目次 次のページ

[HOME]


Last updated: 2010/12/1

peaceten@vmail.plala.or.jp