COLUMN

61      503 オバマ就任演説を読んで MY
ちょっとガッカリした事
* 「(祖先は)コンコード(独立戦争)、ゲテイスバーグ(南北戦争)、ノルマンデイー(第二次大戦)、ケサン(ベトナム戦争)で戦い、そして死んだ。」
 
 独立戦争も侵略戦争もゴッタマゼかよ。みんな英雄なのか?
 また、広島・長崎、東京を始め日本中の都市における無差別・大量・残忍な殺戮は明白な国際法違反。それに何と答える!? 
 
* 「イラクをイラク人に委ね、アフガニスタンでは平和をゆるぎないものに。」「テロで目的を達しようとする者に言う。我々の精神はより堅固であり、打ち負かされることは無い。勝つのは我々だ。」
ーー 一日も早くイラクから完全撤退すべし。
 一日も早く、“イラク攻撃がアメリカによる侵略であった”と認めて侘びよ。
 ベトナム・イラク・アフガンなど、アメリカの不法な戦争で死傷した現地の人々への思いが全く語られていない。
 アフガニスタンには、相変わらず武力行使を強める方針。
 “武力でテロは無くせない”という8年間の教訓を思い起こせ。
 
* 「イスラム世界に対しては、相互の利益と尊重に基づき前進する道を求める。」
「争いの種をまき、自らの社会の災難を西側社会のせいにする指導者達よ、あなた達が破壊するものではなく、築きあげるものによって人々の審判が下る。」
ーー テロの背後に西側の責任は無いのか?  
 とりわけ、パレスチナ問題について、イスラエルを擁護するアメリカの責任はどうなのか?
 国連とほとんどの国が非難するガザ攻撃について答えよ! アメリカの擁護無しにイスラエルの蛮行は起こりえない! 
 
 全体として、美辞麗句でアメリカ人の自尊心を刺激して、国民の勤勉・努力、自己犠牲、愛国心、難局に立ち向かう英雄魂を求めている。
より詳しくは、データバンク
 
 
 
 
更新日時:2010/3
62      502 オバマ大統領のチェンジ
大統領戦でのオバマ圧勝は、 アメリカ国民がブッシュ・ノー(戦争と経済)・ チェンジ! を突きつけた結果です。
就任から1ヶ月、チェンジの中身は ??
 
クリントンさん何しに来たの?
麻生さん何しに行ったの?
クリントン国務長官の世界最初の訪問国が日本。オバマ大統領の最初の招待客が麻生首相。 日本は特別待遇かな??
 
日米軍事同盟を強化…
… ブッシュ戦略踏襲
【東南アジア友好協力条約】加入を表明するなど、オバマ氏の“スマートパワー”は同地域でおおむね好評。しかし日本にとっては、米軍との一体化・軍事同盟の拡大・強化が基本であり、ブッシュ時代と変化ありません。
イラクから戦闘要員を撤退させる一方でアフガニスタンへは軍隊を2万人増派。日本にも、今まで以上の協力を求めています。
 
日本、グアム基地に3兆円支出!?
米軍基地強化のための費用の60%(最終的には3兆円?)を日本が負担する協定に調印。(中川大臣の辞任の陰に隠れてしまったが)
訪米した麻生首相は日米同盟をより高い次元に高めた“と自画自賛しますが、アメリカ言いなりは、もうやめて下さい。 
 
日本もチェンジしましょう
 
オバマさん 原爆資料館を見てネ
大統領は、核兵器の廃棄にも言及しています。広島・長崎の原爆資料館を自分の目で見て下さい。
就任演説で、第二次大戦での戦没兵士を讃える一方で、無差別爆撃で死んだ民間人には一言も触れていないのが気がかりです。 
 
(当会ニュース#50より MY)
 
 
更新日時:2010/3
63      501 米大統領にオバマ氏 MY
米大統領選は11月4日投票開票の結果民主党のバラク・オバマ(47)が共和党のジョン・マケイン(72)を大差で破り当選。副大統領はジョゼフ・バイデン上院議員(65)。
 
* 8年にわたる共和党ブッシュ政権の内外政策(イラク戦争など、国連無視の一国覇権主義、貧困・格差・金融危機の新自由主義経済政策)に対し、国民が明確に“ノー”を突きつけたもの。
 
*世界中からこれほど期待され、歓迎された大統領はいなかったのではないか?
 
* 一方、アフガニスタンへの兵力増派、イランへの武力介入の可能性、同盟国への大きな負担など、見過ごしえない問題点も含まれています。
 
*また、産軍一体の軍国主義の圧力、あるいは根強い人種差別も懸念材料です。
 
* ブッシュ政権に追随してきた日本政府の責任も、改めて問われるものでもあります。
更新日時:2010/3
64      406 (1981年5月17日) ライシャワー元駐日大使、核持込発言
1981年5月17日、ライシャワー氏は毎日新聞の記者のインタビューに答え、
米軍艦船が核兵器を搭載したまま日本の基地に寄港していたことを認めました。
その発言は、核搭載船の寄港も非核三原則に反するとする日本政府の見解と矛盾をきたすことになります。
実は、日本政府は、米政府との間で、核搭載船の寄港を認める密約をしていました。
後年、米国公文書や日米の元政府高官の証言などにより、こうした核持込以外の日米間の密約も明らかになり、国民の知る権利が長年ないがしろにされてきたことが証明されました。
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更新日時:2010/3
65      405 沖縄密約文書の存在認めた法廷証言
2009年12月1日、東京地裁の法廷で吉野元外務省アメリカ局長は、1972年の沖縄返還を巡り密約があり、自らサインしたことを認める証言をしました。
米国で公開された外交文書にありながら、日本政府が一貫して存在を否定していたものを、法廷の場で当事者が明らかにしたことは、日本政府が国民を欺いていたことを明確にしました。
権力は監視されなければならないということが、あらためて浮きぼりになりました。国民の権利を守るために、権力を制限する規範としての憲法の役割は大です。
 
毎号核心を突いた論評が楽しみですので使わせていただきました。MY
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更新日時:2010/3
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Last updated: 2010/12/1

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